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姿勢の良さが健康を左右する



と書くと、ちょっと大袈裟なように聞こえますが、実際はどうなのでしょう。
皆さんは、自分の姿勢を客観的に見たり、意識したことはありますでしょうか。

「私は猫背だから・・・」というようなことをよく聞きますが、自分の姿勢に意識を向けている方は少ないように思います。人間の頭は、5〜6Kg程の重さがあります。それだけの重さがあるのですから、それをずっと支え続けている頸は、たまったものではありません。そうだとしても、ちゃんとバランスよくしっかりと支えられていれば、それほどの重たさを感じないのも事実です。

例えば、パソコンのところでも書きましたが、長時間デスクに向かって坐り続けていると、人間はどうしても前屈みになってくる傾向があります。そうすると、頸が前に倒れ、肩も前方に突き出てきます。背中の筋肉は伸びたまま。そうなると、体はさらに前のめりに・・・。いわゆる、悪循環のスパイラルに陥ることになりかねません。そんなことにならないためにも、「正しい姿勢を」と、いっても、簡単にできれば誰も苦労はしないことでしょう。私もその中の一人なのですから、偉そうなことはいえませんが…。


そこで、一つ提案です

仕事に集中すればするほど、前のめりになる体。なるものは仕方がないとして、ある程度時間を決めて、体を起こすことを習慣にしてみませんか。起こしたときに背筋に意識を向けて、腕を後ろで組んでみてください。意識を向けるのは背筋だけですよ。他はリラックスしていてください。

それよりも効果があるのは席を立つことです。
トイレに行くなり、お茶を入れるなり、何でも良いですから、歩いて血液循環を促してください。固まった体をほぐすには、手っ取り早い方法です。リラックスにも効果がありますよ。



仕事以外でも、運転中や映画館、あらたまった席など、体が固まったまま動かしにくいことも多いと思います。飛行機の座席などは最たるものですね。楽だと思って浅く腰掛け、中途半端に背をもたれていると、腰だけでなく背中から肩・頸までコリコリになっていたなんていう経験をした人は多いことでしょう。本来であれば、深く腰掛け、背筋を伸ばしている方が楽なのですが・・・、それでも、やっぱり辛くなる人が多い。


では、どうすれば良いのでしょう

やっぱり、固まったままの姿勢で長時間同じ姿勢を保つことなく、こまめに体を動かすしかないようですね。強いてあげるなら、体のバランスが崩れている人は疲れやすかったり、姿勢を保ち難いことを自覚し、普段から自分の体に気を配ってゆくことでしょうか。

立ち姿、坐り姿勢、歩き方、そのほかにも、様々な環境での姿勢が体に影響を与えます。長い間続けてきた姿勢や行動パターンを変えることは難しいことですが、不調を改善するには、まずは著につくことが重要です。すぐには変えることなど誰にもできないことでしょうから、できないからといってやらないのではなく、少しずつ、意識づけをしていくことからはじめませんか。

長い習慣の中で楽だと思っていた姿勢でも、体にとっては大きな負担になっているということは多いのです。普段から、体自身が楽だと思ってくれるように、心がけてみてはいかがでしょう。




ほぐしどころ

石川県金沢市鈴見台5丁目11号

090−8726−2872




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