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血行のこと



特に寒さの増す冬になると、冷えを自覚する方が増えるようです。夏の間、冷房で冷え切った体は血行が良くない上に、寒さに震え、体を動かせないのが原因なのでしょう。寒さとともに、歩く頻度が減る方も多いことと思います。

人間の体の中で、心臓からもっとも遠いのが下半身です。そのため下半身の血行は悪くなりやすく、血行が悪くなると冷え性や足のむくみが発生しやすくなります。

脚の筋肉はポンプのような役割を果たし、血液の流れを促す役目を担っているので、あまり歩かない人は、血液の流れが悪くなることがあります。血流が悪くなると、疲労物質が溜まりやすくなり、筋肉が堅くなる原因になりかねません。注意しなければならないのは、脚の筋肉が硬い状態で歩いても、さらに疲労が溜まりやすくなるだけで、本来の効果は得られません。体のバランスを崩すことにも繋がりかねないのです。脚の筋肉が硬くなっている方は、よくほぐして柔らかい状態にしてから歩いてみるとよいでしょう。

血液の循環をよくすることによって、腎臓の働きも活発になり、老廃物や有害物を尿として排出しやすくなります。

仕事や普段の生活で、立ちっぱなしや坐りっぱなしになることが多い方は、血液やリンパの流れが悪くなることがありますし、足に合わない靴を履いていると、筋肉を疲れさせる原因になりかねません。脚や股関節の歪みも、放っておくと、筋肉の疲れから疲労物質を溜めることになり、むくみの慢性化に繋がることもあるでしょう。
気になる方は歩く前に、軽く脚を動かしてみてはいかがでしょうか。脚湯なども、効果が期待できると思いますよ。


脚が浮腫む方や、冷えを感じている方は、ちょっとした合間にこんなことをしてみてはいかがでしょうか。電車やバスを待ってるときなんかにもできますし、台所仕事の時などでもできると思います。それは「かかと上げ」です。


 1、足は肩幅くらいでしょうか、楽なように開いてください。

 2、そして、全身の力を抜いて、まっすぐに立ちます。

 3、「かかと」をゆっくりと引き上げます。

 4、そのままの姿勢で、五つ数えてから、ゆっくりと下ろしま   す。


これだけです。これを何回か繰り返すだけのことです。何回でもかまいません、一回でも結構ですし、時間があるなら、三回、四回、五回と行ってください。脚が温かくなってきますよ。難しい血行促進法のようなものもありますが、簡単なことから初めて見てください。何事も、一歩目を踏み出すことが大切ですからね。


足湯の効果も高いです


少し熱めのお湯に15分以上脚(足首が浸る程度でも良いのですが、できたらふくらはぎ位いまでお湯がくると良いです)を浸すだけです。簡単ですから今日からでもできますよね。注意するのは、ヤケドをしないようにすることと、最後にサァーっと水をかけることくらいです(もうひとつのバケツに、水を用意しておいても良いでしょう)。温度は、個人差がありますが、42度くらいから、45度くらいの間でしょうか。はじめは熱く感じますので、温めにしておいて徐々に熱く(46度以上という方もいらっしゃいます)していくのが良いようです。何事も我慢は禁物です。程々にお願いします。




ほぐしどころ

石川県金沢市福久町ヲ98番地

076-201-8418




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